就業履歴の蓄積

今年に入ってから多くの改正事項が

施行されていく経営事項審査。

施行時期,加点幅,いずれの意味でも

「おおとり」と言えそうなのが

就業履歴蓄積の措置,です。



国土交通省肝煎りで普及を

図っている建設キャリアアップ

システム(以下,CCUS)。


事業者がIDを取り,技能者は

IDに加え,カードが発行されます。

このカードに,社保や雇用保険

(いわゆる3保険)の加入状況や,

取得した資格などの情報が

登録されます。


出退勤の管理や,就業履歴の

蓄積もこのカード(ID)を

使って行うことができますが,

そのためには各現場に

カードリーダーなどの読み取り機が

設置されていなければなりません。


この措置の実施責任は元請に

置かれますが,

「就業履歴蓄積たのめの措置」を

行った事業者は,経審で加点

されることとなりました。

(この改正については本ブログ

5月23日の記事についてご紹介

しました)


とは言え,現場は大小さまざまあり,

また並行していくつもの工事が

走ります。

各現場に機械(ハード)を設置して,

というのは手間やコストを考えると

二の足を踏んでしまうところです。


その負担を軽くするため,

入退場の記録について,ipadを

使用することができたり,

また,現場入場の際に決められた

電話番号にかけて着信履歴を

残すことで入場の記録を取る,

といったサービスを提供している

会社もあるようです。


経審の加点対象となることも

ありますが,今後,公共工事を

中心としてCCUSの利用遂行が

さらに進められることが予想されます。


自社の出退勤管理の在り方について

是非,ご検討を進めてください。


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特定行政書士 福元憲史 建設業許可など許認可手続き 経営事項審査(建設業) をはじめとして,行政向け 手続きをサポートします。

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