決算期はいつがよいか?

5月に入りました。

4/29から9連休という方も

いらっしゃったりして,

メディアなどでは今日なども

GW中,という言い方をされて

います。


弊所はカレンダーどおりの営業

ですので,今日,明日は営業日,

3日~7日はお休みをいただく

予定となっております。



さて,表題の決算期。

業を始めるにあたり,

いきなり会社を設立する方も

いらっしゃれば,個人事業として開始し,

ある程度軌道に乗ってから法人化,

という方もいらっしゃるかと思います。


会社設立(=法人化)に

あたって決めなければいけない

ことの一つが決算期。


会社は最低,年に1回,決算を行い,

税務申告などの事務を行わなければ

なりません。


ではこの決算期,何月から何月までを

1年として見るか。

例えば市町村など自治体は

4月から3月までを一つの期と

しています。

学校などもそうなので,この

4月から3月という区切りは

馴染みがあるかと思います。


会社は,これについて,どう定めても

よいとされています。

自治体などに倣って4月から3月と

するもよし,個人事業と同様,

1月から12月としてもよいです。



お客様から,「いつがよいだろう」と

ご相談を受けた際は,月並みですが,

本業が忙しい時期を避けて定めれば

よいと思います,とお答えしています。

決算を迎えて2か月以内に

数字をまとめ上げ,税の申告を

済ませなければなりません。

申告の事務は税理士さんに

おまかせするとしても,やはり当事者として

領収証や請求書(控)の整理など,

多くの事務が発生します。

余裕のある時期に対応するのが

望ましいです。



建設業者で,経営事項審査を

受ける事業所様の場合は,

更にもう一段階,考察を

加えたいところです。


経営事項審査に伴い,経営状況分析

を行います。

これは,財務内容を点数化して

評価するものですが,

貸借対照表のいくつかの

科目が計算の元となっていますので,

例えば仕掛の回収が済んでいる時期か

そうでないか,などにより結果が

変わってきます。


中小企業者であれば,

総資本は可能な限りコンパクトに,

また,未成工事(仕掛)に関する科目や

滞留資産などはできるだけ小さく,など,

ポイントとなる観点がいくつかあります。


1年のお金の動き,傾向を整理し,

特に貸借対照表上の科目について

できるだけ点数が有利になる時期に

会計を締める。

そうしたことが点数アップに

繋がってまいます。


Fukumoto 's Ownd

特定行政書士 福元憲史 建設業許可など許認可手続き 経営事項審査(建設業) をはじめとして,行政向け 手続きをサポートします。

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