建設業セミナー2023
今日は二十四節気の「穀雨」。
実りをもたらす雨が降る日と
されているそうです。
暦が実態に反映したと言うべきか,
ここ数日の鹿児島の天気は曇りがちで
時々雨,といった状況です。
先日,日本行政書士会連合会と
ワイズ公共データシステム株式会社様
共催の「建設業セミナー2023」が
開かれました。
オンラインで聴講し,最新の
建設業をめぐる様々な動向を
うかがうことができました。
取り巻く状況として話題に
上った主なものは
・賃金引上げに対する施策
・ダンピング対策
・建設キャリアアップシステムの普及
・働き方改革への対応
などです。
時間外労働規制の建設業への
適用は令和6年4月から。
いよいよ待ったなしの状況と
なってきました。
労働時間に関する法規制は
これまでの様々な改正経緯もあり,
複雑なものとなっています。
備えがまだであるという事業所様は
社会保険労務士をはじめとする専門家の
力を借りるなどして,自社の労働条件に
関するルールの見直しに取り組まれる
ことをお勧めします。
建設業法など近時の法改正については,
前年や2年前に比べますと,
今年は話題の少ない年でした。
経営事項審査では,審査基準日が
今年の8月14日以降となる申請から,
建設キャリアアップシステムの
現場活用状況(就業履歴を蓄積する
システムの設置)に対する加点が
始まります。
また,同時にW点(「その他社会性等」)
に対するウェイト変更(※)が施行されます。
同じ内容であれば総合評定値(P点)が
下がることも予想され,より一層,
加点項目のクリアに向けた努力が
求められます。
※改正によりW点に関する加点項目が
増加したため,項目間のバランスを取る
べくウェイトの見直しが行われる。
社会情勢や,現実に起こる様々な
出来事を反映して,法令に
逐次変更が加えられていきます。
常にブラッシュアップして,
ルールの把握に努めてまいります。
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