成年後見制度 大幅な見直し?

こんにちは。

行政書士の福元@鹿児島です。


お盆など帰省シーズンになりますと,

介護や相続などの話し合いの

よい機会にしましょう,といった

話題が増えてきますね。


そんな関心を踏まえてなのか,

お盆のさ中に,成年後見制度の

大幅な見直しが検討されようと

している,という報道がありました。



認知症になられた方など,

判断能力が不十分な方を

支えるために後見人を付け,

その後見人が主に

財産管理を行うのが

成年後見制度。


介護保険制度のスタートと同時に,

クルマの両輪のように機能する

ことを期待されて施行された

仕組みですが,制度上の問題点が

指摘されています。


・一度付けた後見人を外せない。

 (外すのが困難である)

・身内の者で対応したいのに,

 弁護士などの専門家が付けられる。

・後見人が行っている事務に

 比して報酬が高額に感じる。

など,様々な角度から声が

上がっているようです。


報道では,こうした批判を

受けて,成年後見制度をもっと

使いやすいものに変えていこうと,

民法をはじめとする関連法案の

改正案をまとめる動きがスタート

した,とありました。


2026年度までに国会に法案提出を,

というスケジュールだそうで,

まだまだ先のことのようです。

法改正を待たず,運用面での

改善も期待されるところです。


Fukumoto 's Ownd

特定行政書士 福元憲史 建設業許可など許認可手続き 経営事項審査(建設業) をはじめとして,行政向け 手続きをサポートします。

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