建退共の証紙の値段が変わります。
こんにちは。
行政書士の福元@鹿児島です。
建設業で働く方々のための
退職金共済制度,通称「建退共」
について大きな改正が施行
されます。
1.証紙の購入金額が320円に。
現在,証紙(1日券)は310円で
販売されていますが,来月1日
からは320円になります。
【注意】
今月いっぱいまでの就労分は
310円券を貼付,来月1日以降の
就労分は320円券を貼付します。
来月になりますと310円券の
販売はなくなりますので,
9月末日までの就労分は
月末までにご購入ください。
2.履行証明の発行基準が変わります。
決算期内に被共済者数に見合う
共済手帳の更新があることや,
退職給付拠出額(証紙の購入額)
の妥当性など,
確認項目は大きく変わりませんが,
その基準が従前よりは厳格なものに
なります。
証紙の購入額は一人当たり
78,120円(証紙の料金改訂後は
80,640円)と言いますから,
一人当たり年252日分の購入が
必要ということになります。
これだけの購入があれば,
必然的に手帳の更新が必要と
なる(手帳は1冊に250日分
まで貼付できる)ので,
年に1回は更新していることが
求められます。
ご高齢や病気・けが,季節労働者で
あるなどの理由で出勤日が少ない
場合は,出勤簿の提出により
勤怠状況の確認が行われるようです。
また,包括加入が原則である
建退共。
中退共など他の制度適用を
受けている,
などの理由があれば別ですが,
特段の理由なく,雇用している
労働者をすべて加入させていない
場合なども証明の発行ができないと
通達されています。
(上記の改正内容は建退共
鹿児島支部様発行の資料を
参考にしております)
国土交通省が推進している
建設業界の福利厚生向上施策。
その一環での改正ではないかと
推察します。
自社の退職金制度を見直し,
各々の会社に合った制度を
組み上げる,よい機会なのかも
しれません。
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