決算月は何月がよい?

こんにちは。

行政書士の福元@鹿児島です。


7月も月末を迎えました。

この時期,県の建設業許可の窓口は

混雑傾向にあります。


3月決算の事業所様の決算変更届

の締め切りが7月末まで,

ということもその理由の一つかと

思います。


会社など,法人を設立する際には

その決算を行う時期を決めなければ

なりません。

法的にはいつに定めてもよいのですが,

役所の年度が4月に始まり,

3月に終わりますのでこれに倣ってか,

3月を決算月と決めているケースが

多いようです。



ではこの決算月,どういった時期に

設定するのがよいでしょうか?


まず,自身の業態に照らし,

比較的業務が落ち着いている

時期に設定すべきでしょう。

決算月を迎えますと,それから

2か月以内に税務申告をしなければ

なりません。

伝票整理など,決算確定に

至る事務があまり負担に

ならない時期に定めるのが

望ましいです。



また,決算の内容は銀行など

金融機関からの融資の際に

重要な判断材料となります。

財務状況は日々動いています。

1年の中で厳しい時期を切り取って

決算報告とする,というのは

賢明とは言えないでしょう。



建設業を営む方で経営事項審査を

受ける場合は,その観点も

加えたいところです。


財務の内容を審査される

「経営状況分析」において得点を

得やすい決算内容,

というものがあります。

金融機関のときと同様に,

1年間のお金の流れの中で

どこを切り取ればよいのか,

という判断が必要となります。



設立のときに決める決算期ですが,

変更することも可能です。

経営事項審査対策で決算期を見直す,

という施策も「あり」だと思います。


Fukumoto 's Ownd

特定行政書士 福元憲史 建設業許可など許認可手続き 経営事項審査(建設業) をはじめとして,行政向け 手続きをサポートします。

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