経営事項審査の改正内容が見えてきました。
経営事項審査(経審)の改正について,少しですが
情報が出てまいりました。
・「技能者を大切にする企業」自主宣言に加点
適正な労務費の見積りを行う,
下請に対して技能レベルに応じた支払いをする,
など,技能者の処遇改善に努める企業を
可視化するため,適合企業として自主宣言する
仕組みの導入が検討されています。
この自主宣言を行った企業を経審で
加点評価しようと検討されています。
現在,建設キャリアアップシステム(CCUS)の
就業履歴蓄積の体制整備について加点されていますが,
その点数を5点減じ,その5点を自主宣言企業への
加点に充てるよう改正されるもようです。
・建設機械の加点対象拡大
掘削機や高所作業車,ダンプなど,建設機械の
保有台数に応じて加点されていますが,
この加点対象となる建設機械の種類が増える
ようです。
能登半島地震の災害復旧の現場などで
使用されている建設機械で,まだ加点対象
となっていないものがあるとわかり,
種類の拡大が図られるようです。
・社会保険の未加入(減点)→廃止
現在の経審では,社会保険の加入状況を確認し,
社保加入対象であるにも関わらず未加入であると
減点される仕組みとなっています。
これが廃止されます。
建設業許可取得の時点で,未加入事業者は
許可を与えられないように制度化されてから
5年を経過します。つまり,許可業者の中で
未加入事業者はなくなるため,重複した審査を
しないという主旨で廃止されます。
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